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山の恵み 第2回【シソの実の収穫】

山の恵み 第2回【シソの実の収穫】

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 今回は、高千穂町押方地区の飯干幸子さん(78歳)、工藤シズさん(75歳)、甲斐啓子さん(66歳)と、シズさんの畑に実ったシソの実を収穫しました。
 三人は前日にも収穫作業をし、シソの実の佃煮もつくっていましたので、収穫作業と合わせてご紹介いたします。

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 シソは、青紫蘇。「実の先に、花が一つ二つ残っているのが食べ頃」とは幸子さん。収穫期を逃すと、固くてぱさぱさして味も素っ気もないそうです。ちなみに、葉の収穫は、タケノコを収穫する時期。四月、五月頃が柔らかくて美味しいそうです。

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実をすぐる幸子さん。

【シソの実の収穫作業】

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シズさんの畑で、収穫。

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根こそぎ抜き、根元をハサミで切ります。

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今年は台風もなく、豊作です。「台風が一番大変、なんもかんも倒れるから」

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収穫したシソは、水洗いします。土や葉についた虫を洗い流します。

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瑞々しい!辺りをシソのよい香りが包みます。

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シソの実。小さな花が可愛らしいです。


【実をすぐる作業】

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続いて、実をすぐる作業です。

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穂に小さい実が並んで実っています。茎のほうから穂先に、手でこするように滑らせると簡単にとれます。

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膝の上にナイロンを置くのは、濡れないため。手袋は、手がアクに染まるのを防ぐためです。

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「山椒の実は、こしこ採るのは大変ばい。刺がイガイガしちょるから。」

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「手に色がついたらなかなか落ちんけど、ハイターなら一発で落ちる。」そうです。

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実をすぐった後のシソの茎と葉は、また畑へ。

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すきこんで、畑の肥料とします。

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全部を収穫せずに株を残しておけば、落ち種が育ちます。

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「赤紫蘇は、梅干しにはいいけど実が少ない。青紫蘇の葉は汁が少ない。」

【シソの実の佃煮】

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たくさんの実から、少量しかできないシソの実の佃煮です。

材料  シソの実 ショウガ 
調味料 砂糖 醤油 みりん ダシ

作り方
① シソの実をさっと湯がいて水を切る。
② 調味料を合わせ、シソの実と二時間炊いてでき上がり。

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冷や奴にも合います。口の中で実がプチっと潰れるのも楽しいです。

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もちろん、ご飯にも合います。塩揉みして、ダシまぶして食べるのも簡単で美味しいということでした。

 この時期しか食べることの出来ないシソの実の佃煮。シソの香りも爽やかな、贅沢な一日でした。ありがとうございました。

【今日のこびる】

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トマトの煮ただけ 酸味も爽やか、甘みも絶妙♪


(レポート・藤木哲朗)
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