- 2010-04-12 (Mon) 16:09
- 総合
山の活動 第4回【日之影町中川集落・チューリップの里づくり】
今回ご紹介するのは、【日之影町中川集落・チューリップの里づくり】です。
日之影町七折中川集落は、国道218号線青雲橋(水面からの高さ東洋一・137m)から、林道竹の原中川線を10kmほど行った場所にあります。矢筈岳(666m)、比叡山(918m)を正面にむかえ、ダイナミックな景色がすばらしい山間に開けた集落です。
7世帯24人が暮らす小さな集落ですが、集落をあげて取り組んでいる【チューリップの里づくり】が、人々の注目を集めています。期間中、咲き誇るチューリップ2,500本!山間の手作りのフラワーショーを求めて、県内外各地から訪れる観光客数は、のべで三~四千人とも。4月上旬(今年は、4月11日)に行われるチューリップ祭りでは、二千人もの観光客が訪れるそうです。
中川集落へ向かう途中の眺め。山また山。山桜は盛りをすぎた頃。
【チューリップ会場】
それでは、満開のチューリップをお楽しみください。
陽気に誘われて、カエルも顔をだします。
菜の花もきれい。
チューリップ会場。右奥の山が矢筈岳(666m)、左が比叡山(918m)。
【中川集落の皆さん】
手作りの「ふつだご」(よもぎもち)と、地どれの竹の子。
中川秀一さん、甲斐イシノさん。
中川秀一さん(60歳)
稲刈りが終わって、7戸(24人)で、球根を植えます。自分たちでできることだけなのですが、町内外のお客さんと、触れ合えるのが楽しいですね。日之影町の人でも、初めてここに来たという人が多くて、矢筈岳と、比叡山のこの景色を見て、良いとこじゃ~と、驚きますね。住んでおったら、毎日のことじゃから、気づかんのかもしれません。
この「ふつだご」(よもぎもち)は、朝、作りました。山で採れたきれいなよもぎを使っちょるから美味しいですよ。
甲斐イシノさん(81歳)
昔は、もっと山の中で、道も悪かったですわ。主人と農業をしちょりが、一年のうちでこの季節が一番楽しい。家から、大勢のお客さんが来ちょるのが見えるので、それを見ると嬉しくなります。
中川今朝久さん、美雪さん
中川今朝久さん(62歳)
稲刈りが終わった後の田んぼは牛の飼料用の牧草を育てるだけで寂しいから、チューリップでも植えて見ようと思ったのが、きっかけです。十二年前に、球根を500球植えたのですが、今では、みんなで、2,500球植えています。
元々、花が好きで、チューリップの球根が安かったので始めたのですが、その当時の日之影町長(工藤訓氏)が、見に来てくれて、「自然の良さが分かって、えらいいじゃないか」と、褒めてくれて、それから集落のみんなで取り組むようになりました。
作業があるから、集落内の人が集まって話す機会も増え、生きがいになっています。嫁いだ娘や親戚が帰ってくるのも嬉しいことです。
美雪さん(56歳)
花好きな人が集まっては話に花が咲く。山と花、自然が人を呼ぶ。遠くからでも足を運んでもらえてとても嬉しいです。
5月中旬に球根をあげて、夏は田んぼになります。11月にまた球根を植えまて、3月に草取りをします。きれいに咲いて、人が喜んでくれるのが嬉しいです。植えた苦労が報われます。
中川集落の皆さん、みんなで力を合わせてます!
甲斐サヨコさん(66歳) 写真後列右
お客さんとお話しするのが嬉しいです。木の花のハチミツや、蕎麦、とうきび粉もよく売れます。だんごも人気です。人数の少ない集落ですが、みんなと楽しんでいます。
滝川ヒロ子さん(61歳) 写真後列右から二番目
お客さんが毎年、増えているような気がします。昨年のチューリップ祭りは、二千人ぐらいきました。一年目は、煮しめやお茶を振舞いよったんですが、予想以上にお客さんが多くて、今はしていません。最初に始めた頃には、こんなに来るとは全然想像もしていませんでした。集落内の人は、みんな気持ちの優しい人たちばかりなので、力を合わせてやっています。
夏には田んぼになります。山も美しい中川集落。
(レポート 藤木哲朗)
今回ご紹介するのは、【日之影町中川集落・チューリップの里づくり】です。
日之影町七折中川集落は、国道218号線青雲橋(水面からの高さ東洋一・137m)から、林道竹の原中川線を10kmほど行った場所にあります。矢筈岳(666m)、比叡山(918m)を正面にむかえ、ダイナミックな景色がすばらしい山間に開けた集落です。
7世帯24人が暮らす小さな集落ですが、集落をあげて取り組んでいる【チューリップの里づくり】が、人々の注目を集めています。期間中、咲き誇るチューリップ2,500本!山間の手作りのフラワーショーを求めて、県内外各地から訪れる観光客数は、のべで三~四千人とも。4月上旬(今年は、4月11日)に行われるチューリップ祭りでは、二千人もの観光客が訪れるそうです。
中川集落へ向かう途中の眺め。山また山。山桜は盛りをすぎた頃。
【チューリップ会場】
それでは、満開のチューリップをお楽しみください。
陽気に誘われて、カエルも顔をだします。
菜の花もきれい。
チューリップ会場。右奥の山が矢筈岳(666m)、左が比叡山(918m)。
【中川集落の皆さん】
手作りの「ふつだご」(よもぎもち)と、地どれの竹の子。
中川秀一さん、甲斐イシノさん。
中川秀一さん(60歳)
稲刈りが終わって、7戸(24人)で、球根を植えます。自分たちでできることだけなのですが、町内外のお客さんと、触れ合えるのが楽しいですね。日之影町の人でも、初めてここに来たという人が多くて、矢筈岳と、比叡山のこの景色を見て、良いとこじゃ~と、驚きますね。住んでおったら、毎日のことじゃから、気づかんのかもしれません。
この「ふつだご」(よもぎもち)は、朝、作りました。山で採れたきれいなよもぎを使っちょるから美味しいですよ。
甲斐イシノさん(81歳)
昔は、もっと山の中で、道も悪かったですわ。主人と農業をしちょりが、一年のうちでこの季節が一番楽しい。家から、大勢のお客さんが来ちょるのが見えるので、それを見ると嬉しくなります。
中川今朝久さん、美雪さん
中川今朝久さん(62歳)
稲刈りが終わった後の田んぼは牛の飼料用の牧草を育てるだけで寂しいから、チューリップでも植えて見ようと思ったのが、きっかけです。十二年前に、球根を500球植えたのですが、今では、みんなで、2,500球植えています。
元々、花が好きで、チューリップの球根が安かったので始めたのですが、その当時の日之影町長(工藤訓氏)が、見に来てくれて、「自然の良さが分かって、えらいいじゃないか」と、褒めてくれて、それから集落のみんなで取り組むようになりました。
作業があるから、集落内の人が集まって話す機会も増え、生きがいになっています。嫁いだ娘や親戚が帰ってくるのも嬉しいことです。
美雪さん(56歳)
花好きな人が集まっては話に花が咲く。山と花、自然が人を呼ぶ。遠くからでも足を運んでもらえてとても嬉しいです。
5月中旬に球根をあげて、夏は田んぼになります。11月にまた球根を植えまて、3月に草取りをします。きれいに咲いて、人が喜んでくれるのが嬉しいです。植えた苦労が報われます。
中川集落の皆さん、みんなで力を合わせてます!
甲斐サヨコさん(66歳) 写真後列右
お客さんとお話しするのが嬉しいです。木の花のハチミツや、蕎麦、とうきび粉もよく売れます。だんごも人気です。人数の少ない集落ですが、みんなと楽しんでいます。
滝川ヒロ子さん(61歳) 写真後列右から二番目
お客さんが毎年、増えているような気がします。昨年のチューリップ祭りは、二千人ぐらいきました。一年目は、煮しめやお茶を振舞いよったんですが、予想以上にお客さんが多くて、今はしていません。最初に始めた頃には、こんなに来るとは全然想像もしていませんでした。集落内の人は、みんな気持ちの優しい人たちばかりなので、力を合わせてやっています。
夏には田んぼになります。山も美しい中川集落。
(レポート 藤木哲朗)
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