- 2010-08-10 (Tue) 21:21
- 山の活動
山の活動 第8回【高千穂−天岩戸駅間開通!高千穂あまてらす鉄道】
レールの上を走るスーパーカートを楽しむ子どもたち
今回ご紹介するのは、平成20年12月28日に全線廃線となった高千穂鉄道高千穂線の鉄道施設を活用し、鉄道公園化の実現を目指す、高千穂あまてらす鉄道株式会社の取り組みをご紹介します。
廃線後、鉄道施設は、沿線自治体にそれぞれ譲渡されました。施設の活用、清算は、その自治体の判断に任されました。
延岡市はいち早く駅舎を解体し、レールを剥がしました。日之影町は、町ぐるみで鉄道公園化を進めています。高千穂町は、まだ判断を決めかねていて、代わりに高千穂あまてらす鉄道(株)が、駅舎やレールを町から借受け「鉄道遺産」としての保存と活用を模索しています。
8月8日、午前8時より高千穂−天岩戸駅間の草刈りがありました。作業にあたったのは、あまてらす鉄道の役員と支援者。両駅舎周辺は支援者や地元老人会が定期的に草刈りしていたのでそれほどでもありませんでしたが、途中はどこに線路があるか分からないほど草が覆っていました。
夏の日差しのなか、汗だくになりながらの作業も、昼過ぎには天岩戸駅まで無事たどり着きました。午後から、スーパーカート(2輌連結、8人乗り)での試験運行し、安全確認をしました。役員、支援者一同あらためて高千穂線の素晴らしさを再認識しました。
※ 高千穂−天岩戸駅間のスーパーカートは、8月31日までとなっています。その後も運行できるように、町に申請していくということでした。
レールの上を走るスーパーカートを楽しむ子どもたち
今回ご紹介するのは、平成20年12月28日に全線廃線となった高千穂鉄道高千穂線の鉄道施設を活用し、鉄道公園化の実現を目指す、高千穂あまてらす鉄道株式会社の取り組みをご紹介します。
廃線後、鉄道施設は、沿線自治体にそれぞれ譲渡されました。施設の活用、清算は、その自治体の判断に任されました。
延岡市はいち早く駅舎を解体し、レールを剥がしました。日之影町は、町ぐるみで鉄道公園化を進めています。高千穂町は、まだ判断を決めかねていて、代わりに高千穂あまてらす鉄道(株)が、駅舎やレールを町から借受け「鉄道遺産」としての保存と活用を模索しています。
8月8日、午前8時より高千穂−天岩戸駅間の草刈りがありました。作業にあたったのは、あまてらす鉄道の役員と支援者。両駅舎周辺は支援者や地元老人会が定期的に草刈りしていたのでそれほどでもありませんでしたが、途中はどこに線路があるか分からないほど草が覆っていました。
夏の日差しのなか、汗だくになりながらの作業も、昼過ぎには天岩戸駅まで無事たどり着きました。午後から、スーパーカート(2輌連結、8人乗り)での試験運行し、安全確認をしました。役員、支援者一同あらためて高千穂線の素晴らしさを再認識しました。
※ 高千穂−天岩戸駅間のスーパーカートは、8月31日までとなっています。その後も運行できるように、町に申請していくということでした。
【高千穂−天岩戸駅間・草刈り作業】
草に覆われている線路。
立ち入りを禁止するフェンスにも葛がびっしり巻き付いています。
高山文彦社長も、汗だくです。
線路を区切っていたフェンスも撤去します。
天岩戸駅までの最後のフェンスを撤去し、草刈り終了で記念撮影。
工藤貴喜さん(47歳)
台風災害から5年。線路には草が覆い草刈りは大変でしたが、天岩戸駅まで開通することができました。この線路を上手く活用させて、スーパーカートやトロッコを走らせて、東洋一の鉄橋も往復できるようなコースができればと思います。
【スーパーカート・試験乗車】
幸せを運ぶ、しあわせ号に乗車。
高千穂駅を軽快に出発。
くしふる峰を奥に、本組地区周辺。
おっ!トンネル!
トンネルのなか、相当涼しいです。
爽やか〜。高千穂の澄んだ青空と、緑が眩しいです。
雲海橋が見えます。
草刈りの後。皆さんご苦労様でした。
スーパーカートは、軽快に走ります。
あっ!天岩戸駅が見えてきました!
天岩戸駅到着です〜。
今回は、ここまで。東洋一の高千穂橋梁のむこうが、深角駅となります。
東京、久留米から来られた、澤田さんと竹内さん。
澤田佳さん
トンネルの中が涼しくて気持ちよかったです。
竹内淳子さん
最初は少し怖かったけど、すぐに慣れました。とても、気持ちよかったです。
真ん中が、高山社長です。
高千穂あまてらす鉄道株式会社 高山文彦社長
今日、8月9日は私たちにとって、大変記念すべき日となりました。
高千穂町と交渉し、スーパーカート(2輌連結、8人乗り)での高千穂駅から天岩戸駅間の往復運行(片道2.1キロ区間)の許可を得ることができました。役員と支援者でジャングルのように生い繁っている雑草を汗だくになって刈り払いました。開通させるという明確な目標があったので、草刈りも苦にはなりません。天岩戸駅が藪の隙間から見えてきたときはほんとうにうれしくなりました。 それからみんなでスーパーカートに乗り込み、試験走行をしたのですが、これまで通ることのできなかった栃又第2橋梁をゆっくりと走っていくとき、田んぼの美しさ、雲海橋の美しさ、切り立った山々の美しさを一望できて、とても心が和みました。そして天岩戸駅にたどり着いたときの感動といったら!
東洋一の高さに架かる高千穂橋梁はいまだ渡ることはできませんが、立入禁止のフェンスさえなければ、そのまま鉄橋に滑り込むことができるじゃないかと思いました。今後、鉄橋も渡れるように町に申請していきます。
今日は朝からお客さんを乗せて走りました。子どもたち大人の人たちも、みんなニコニコしています。私たちは、この鉄道施設をこのままの状態で保存し、未来に伝えていきたいです。遊具も導入してたくさんの人に楽しんでもらいたいです。ぜひみなさん、乗りに来てください。この景観美を堪能してください。きっと、高千穂線の素晴らしさを感じることだと思います。
「息子が鉄道好きでよく遊びにきます」。高千穂町在住の佐藤さん親子。
出番待ち。イベントには、ホームまで走りますよ〜。
高千穂あまてらす鉄道株式会社
〒882-1101
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1 旧高千穂駅駅舎内
Tel 0982-72-3216
Fax 0982-72-3217
ホームページ http://www.torokko.jp
営業時間 夏休み期間中
午前10時~午後4時まで(ただし、都合により変更する場合があります)
スーパーカートや手押しトロッコ、キッズリングなどの遊具もあります。
雨などの場合、休園する事があります。
(レポート・藤木哲朗)
このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。