お米プロジェクトで繋がる！

　数日前に、ひめしゃら米を提供していただいた、西高さんのところにご挨拶に行きました。
　国道２１８号線から、鹿川渓谷に車を走らせると、大崩山系にはうっすらと雪が積もっています。同じ宮崎県でも、県南の方には信じられない光景でしょう。

　西高さん、少し前まで体調不良で入院していたのですが、元気そうで良かった。希少米四種セットを手渡すと、喜んで下さいました。今回参加して下さった、五ヶ瀬町の菊池さんや、高千穂町の今村さん、日之影町の山本さんとも、会って話がしてみたいとのこと。他の皆さんも、同じことを仰っていたので、そういう場所が設けられればと思います。色々と面白い話もきけそうです。

　日之影町の山本さんも、来年は田んぼを減らそうかと考えていたらしいのですが、今回のお米プロジェクトに参加して、来年も頑張ると意欲的だし、五ヶ瀬町の菊池さんも、とても感動して下さっています。高千穂町の今村さんとも、これからのことを話し合っています。

　話は少しそれますが、農水省の直接支払い制度が、来期で三期目に入るのですが、二期目から三期目の間に、宮崎県内では１４０haの田畑が、耕作放棄地になったそうです。そのうちの８０haが、西臼杵郡。そのうちの６０haが高千穂町です。まさに、今回のお米プロジェクトの郷土です。

　美しい棚田、農村風景が少しずつ失われていきます。集落は、じりじりと山に飲み込まれていきます。

　それでも、今ならまだ間に合うことがあると思います。今回のお米プロジェクトは、そのことへの取り組みでもあります。多くの方が繋がって、未来を拓いていければと思います。
　

TETSURO.F