- 2009-12-22 (Tue) 10:52
- 総合
山の遊び 第1回【蜜うとづくり】
今回は、12月中旬に催されました、『第一回 山人の会(やまびとのかい)』(呼びかけ人、『NPO法人 五ヶ瀬自然学校』代表・杉田英治さん、山師・田仲一成さん)より、林家の那須政彦さんと岩本撤也さん(五ヶ瀬町)、農家で山遊びが好きな工藤謙一さん(高千穂町)の『蜜うと』づくりをお届けします。
蜜うととは、人工的に作った木製の蜂の巣箱で、ハチミツを採集するためのものです。日陰に設置しておくと、自然とニホンミツバチが巣をつくり、冬が訪れる前に、採集することができます。県北の山間部ではとてもポピュラーで、山道を歩くと、いたるところで見つけることが出来ます。
幹の直径が50㎝、長さが2mの杉の丸太が三本持ち込まれます。この時点では何をつくるか決まってはいなかったのですが、参加者より『蜜うと』のリクエストがありました。ちなみに、那須さんと岩本さんは、蜜うとを作るのは、初めてだそうです。
今回は、12月中旬に催されました、『第一回 山人の会(やまびとのかい)』(呼びかけ人、『NPO法人 五ヶ瀬自然学校』代表・杉田英治さん、山師・田仲一成さん)より、林家の那須政彦さんと岩本撤也さん(五ヶ瀬町)、農家で山遊びが好きな工藤謙一さん(高千穂町)の『蜜うと』づくりをお届けします。
蜜うととは、人工的に作った木製の蜂の巣箱で、ハチミツを採集するためのものです。日陰に設置しておくと、自然とニホンミツバチが巣をつくり、冬が訪れる前に、採集することができます。県北の山間部ではとてもポピュラーで、山道を歩くと、いたるところで見つけることが出来ます。
幹の直径が50㎝、長さが2mの杉の丸太が三本持ち込まれます。この時点では何をつくるか決まってはいなかったのですが、参加者より『蜜うと』のリクエストがありました。ちなみに、那須さんと岩本さんは、蜜うとを作るのは、初めてだそうです。
【蜜うとづくり】
① 杉の丸太を直径70㎝ほどに、チェーンソーで切断します。
② 年輪の面に、チョークで正方形の印をつけます。
③ 印をつけた部分をチェーンソーで切ります。十字に切り、そこから四角く切っていきます。面白いように刃がスゥッーと、入っていきます。(普通のチェーンソーでは、キックバック(跳ね返り)を起こしますので大変危険です。先の丸い、加工用のチェーンソーを使います)
④ 本来であれば、これで貫通するそうですが、この日は刃先が短いものだったので、左右からチェーンソーを入れて貫通させます。
⑤ 切り抜いた幹をハンマーで打ちぬくと、筒状になります。途中からは、添え木をして打つとやりやすいです。
⑥ 内側の正方形に切り抜いた部分を、チェーンソーで丸く加工していきます。
⑦ ドローナイフで、外側の皮を削ぎ落とします。
これでほぼ完成です。今日はここまででしたが、この後、下部にミツバチの出入り口を作り、中を焼いて、人間の臭いを取り除いた後、ハチミツと酒、黒砂糖を塗って屋根を造り、直射日光が当たらない木陰に設置します。秋には、山の蜜を集めた、甘いハチミツが採集できます。
ミツバチは環境指標生物と言われ、環境の変化を受けやすく、ここ数年はその数が激減し、心配されていましたが、今年は戻ってきて、ハチミツもよくとれているそうです。
今年採集されたハチミツ。まさに、山の贈り物。ニホンミツバチに感謝!
(レポート 藤木哲朗)
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