果樹　第２回【柚子】

果樹　第２回【柚子】


冬の青空の下、たわわに実る柚子

　今日、１２月２２日は、冬至です。一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。冬至に柚子風呂に入ると、風邪をひかないと言い伝えられているので、どこかに柚子はないものかと、高千穂町内を車で見回りました。


快く柚子をプレゼントしてくれた、内倉計二さん（65歳）

　高千穂町河内地区の内倉計二さんの庭先で、柚子を発見。遠目からでも、眩しいぐらいに完熟した黄色い実が目をひきます。家主の飯干計二さん（65歳）に、いただけませんか？とお願いすると、「欲しいだけ持っていきない」と、快く承諾して下さいました。

【柚子の収穫】





　内倉家の柚子の樹齢は、８０〜９０年。計二さんのお父さんが植えたのだそうです。カボスの苗木もその側に置いたままにしていたら、同じように育って、よく見たら柚子の中にカボスが混ざっています。


左上に伸びているのが、カボスの木です。



　収穫には、高枝切バサミが便利です。実がついた枝を狙います。量がたくさんなるので、食べれない分を残していました。霜に何度もあたると、痛んでしまいますが、まだぎりぎりセーフ。




収穫した実の上の枝をハサミで切ります。


とても爽やかな柚子の香りが辺りを包みます。

【おみやげ】



　柚子の他にも、大根、キャベツ、白菜、赤かぶ、白カブのおみやげをいただきました。計二さんと、奥さんの日出子さん。ありがとうございました。

【柚子風呂】



　お風呂の中に、八個浮かべました。浴室中にほのかな柚子の香りが立ちこめ、とても癒されます。一年の疲れをとるのには、本当に最適です。陰が極まる冬至の日に、柚子風呂に入り、気持ちもリフレッシュ。とても良い風習です。眠る前に、柚子ハチミツドリンクを飲んでゆっくり休もうと思います。
　
　冬至は今日一日だけですが、冬の柚子風呂はおすすめですよ。身も心もリフレッシュして新年を迎えてはいかがでしょうか？

（レポート　藤木哲朗）