山の動植物
四季の花 第3回【桜の花見】
- 2011-04-10 (Sun)
- 四季の花
四季の花 第3回【桜の花見】
宮崎県北地域は春爛漫です。春の花と言えば桜。町を歩けば、至る所に咲き誇っています。東日本大震災があり、今年は桜の花見を自粛する方も多いと聞きますが、桜の可憐な美しさは私たちを大いに励ましてくれます。
宮崎の一足早い春を、被災地の皆様にもお届けできればと思います。そして、安心できる未来がつくっていけますように、皆様の励みになりますように、願いを込めまして。
宮崎県北地域は春爛漫です。春の花と言えば桜。町を歩けば、至る所に咲き誇っています。東日本大震災があり、今年は桜の花見を自粛する方も多いと聞きますが、桜の可憐な美しさは私たちを大いに励ましてくれます。
宮崎の一足早い春を、被災地の皆様にもお届けできればと思います。そして、安心できる未来がつくっていけますように、皆様の励みになりますように、願いを込めまして。
- TrackBack (Close): -
果樹 第2回【柚子】
- 2010-12-22 (Wed)
- 果樹
果樹 第2回【柚子】
冬の青空の下、たわわに実る柚子
今日、12月22日は、冬至です。一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。冬至に柚子風呂に入ると、風邪をひかないと言い伝えられているので、どこかに柚子はないものかと、高千穂町内を車で見回りました。
快く柚子をプレゼントしてくれた、内倉計二さん(65歳)
高千穂町河内地区の内倉計二さんの庭先で、柚子を発見。遠目からでも、眩しいぐらいに完熟した黄色い実が目をひきます。家主の飯干計二さん(65歳)に、いただけませんか?とお願いすると、「欲しいだけ持っていきない」と、快く承諾して下さいました。
冬の青空の下、たわわに実る柚子
今日、12月22日は、冬至です。一年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。冬至に柚子風呂に入ると、風邪をひかないと言い伝えられているので、どこかに柚子はないものかと、高千穂町内を車で見回りました。
快く柚子をプレゼントしてくれた、内倉計二さん(65歳)
高千穂町河内地区の内倉計二さんの庭先で、柚子を発見。遠目からでも、眩しいぐらいに完熟した黄色い実が目をひきます。家主の飯干計二さん(65歳)に、いただけませんか?とお願いすると、「欲しいだけ持っていきない」と、快く承諾して下さいました。
- TrackBack (Close): -
四季の花 第二回【山の紅葉】
- 2010-11-11 (Thu)
- 四季の花
四季の花 第二回【山の紅葉】
今回は山の紅葉をスナップ写真でお届けします。場所は高千穂町のとある集落。ここ数日の寒気と雨で、山も一気に紅葉しました。秋雨が降りしきる中での撮影となりましたが、それはそれで乙なものです。今週いっぱいが紅葉のピークでしょうから、晴れた日には紅葉狩りに出かけてはいかがでしょうか?
今回は山の紅葉をスナップ写真でお届けします。場所は高千穂町のとある集落。ここ数日の寒気と雨で、山も一気に紅葉しました。秋雨が降りしきる中での撮影となりましたが、それはそれで乙なものです。今週いっぱいが紅葉のピークでしょうから、晴れた日には紅葉狩りに出かけてはいかがでしょうか?
- TrackBack (Close): -
四季の花 第一回【アケボノツツジ ツツジ シャクナゲ】
- 2010-04-30 (Fri)
- 四季の花
四季の花 第一回【アケボノツツジ ツツジ シャクナゲ】
今回は四月に咲く花、高千穂町二上山のアケボノツツジ、日之影町天神山公園のツツジ、五ヶ瀬町三ケ所神社のシャクナゲをスナップ写真でお届けします。天候不順、名残雪、遅霜にも負けずに鮮やかに咲いていました。
【高千穂町二上山 アケボノツツジ】
場所は、二上山(標高1,082m)高千穂町側です。撮影は四月中旬、八分割きといったところです。頂上付近の崖に群生をなして咲いています。新緑の二上山に淡いピンクが咲き、そのコントラストが印象的です。
【日之影町天神山つつじ公園 ツツジ】
場所は、日之影町天神山つつじ公園です。国道にかかる青雲橋から車で数分のところです。撮影は四月下旬、全体的には散り始めていましたが、後咲きのツツジがちょうど満開の頃でした。ここには、18,000本のツツジが植えられていますから、全てが満開を迎えると、とても爽快だと思います。
【五ヶ瀬町三ケ所神社 シャクナゲ】
場所は、五ヶ瀬町三ケ所神社です。撮影は、四月下旬。先に咲いたのはしおれ、後咲きが満開。西洋シャクナゲがその後に咲きます。ここには、約12,000本のシャクナゲが植えられています。五月中旬までが、見頃です。
(レポート 藤木哲朗)
今回は四月に咲く花、高千穂町二上山のアケボノツツジ、日之影町天神山公園のツツジ、五ヶ瀬町三ケ所神社のシャクナゲをスナップ写真でお届けします。天候不順、名残雪、遅霜にも負けずに鮮やかに咲いていました。
【高千穂町二上山 アケボノツツジ】
場所は、二上山(標高1,082m)高千穂町側です。撮影は四月中旬、八分割きといったところです。頂上付近の崖に群生をなして咲いています。新緑の二上山に淡いピンクが咲き、そのコントラストが印象的です。
【日之影町天神山つつじ公園 ツツジ】
場所は、日之影町天神山つつじ公園です。国道にかかる青雲橋から車で数分のところです。撮影は四月下旬、全体的には散り始めていましたが、後咲きのツツジがちょうど満開の頃でした。ここには、18,000本のツツジが植えられていますから、全てが満開を迎えると、とても爽快だと思います。
【五ヶ瀬町三ケ所神社 シャクナゲ】
場所は、五ヶ瀬町三ケ所神社です。撮影は、四月下旬。先に咲いたのはしおれ、後咲きが満開。西洋シャクナゲがその後に咲きます。ここには、約12,000本のシャクナゲが植えられています。五月中旬までが、見頃です。
(レポート 藤木哲朗)
- TrackBack (Close): -
果樹 第1回【キンカン】
- 2010-02-09 (Tue)
- 果樹
果樹 第1回【キンカン】
今回は、高千穂町の農家、佐藤孝子さん(54歳)と、由紀さん(31歳)親子に、『キンカン』について学びました。
調べてみて初めて知りましたが、宮崎県はキンカンの生産量が日本一で、全体の約六割を占めています。なかでも、生食用の完熟きんかん、糖度16度以上、直径2.8cm以上の大きさのものをを「たまたま」と称し、宮崎ブランドとして、全国に販売しています。
高千穂町でも、一月下旬ごろから出回ります。他県の方は驚かれますが、こちらでは、生のままガブリと食べます。甘みがあって大変美味しいです。風邪予防、美容効果もあります。
佐藤家では、五年前から、キンカンの栽培に取り組み、孝子さんと、由紀さんがその全てを担います。一月下旬から、四月上旬までが収穫期となり、最盛期には、地元の農家のおばちゃんを一人雇い、三人体制で行なっています。
三棟のビニールハウスで、70本のキンカンの木を育てています。
温度管理が大切です。25℃が適温です。ビニールハウスの屋根は三重構造で、足元には、5℃以下になったら、自動的に温風が吹き込まれて膨らむ、ハウスの端から端まであるビニール袋のトンネルがあります。
ビニールハウスの中に入ると、まるでおとぎ話のような光景が広がっています。濃いオレンジ色に完熟したキンカンが、鮮やかに目に飛び込んできます。
キンカンは、ミカン科キンカン類。常緑低木。原産地は中国です。
収穫には、とても神経を使います。傷が一つ入るだけで、商品価値が下がってしまいます。ガサツだとできません。実の上部が青いと、まだ酸味が強く収穫には適しません。下部中心部にある点が黒くなると、「完熟」した合図となります。
花柄の部分(なり口)が、他の実を傷つけないように、しっかりとカットします。
収穫した実をいれる腰カゴには、毛布がひかれています。実を幾重にも重ねると、その重みで表面に凹みができてしまうので、注意しながら収穫します。
選別作業は、別の小部屋でします。サイズ別に、機械で選別した後、手作業で更に細かく分けます。このときに、傷や凹みも確認し、等級別に分けていきます。
選別表。サイズの他に、傷、凹み、色合い、糖度で等級が決められます。『たまたま』よりさらに高級なのが、『たまたまエクセレント』。糖度18以上、直径3.2センチ以上の最高級品です。1月18日に、宮崎市の宮崎中央卸売市場で行われた初せりでは、最高で1ケース(3キロA品3L)1万5000円(昨年比5000円安)の値が付きました。
佐藤家のキンカンの糖度は、20度以上あるそうです。甘くて、美味しくで、食感がよいので、すぐに次を口に入れてしまいます。
由紀さんが大好きな、『キンカンの甘露煮』。生食も美味しいけれど、一手間加えると、また違う美味しさと出会えます。
佐藤家から見える絶景と、佐藤家のそばにかかる『上岩戸大橋』。この景色を求めて訪れる観光客もいらっしゃいます。おみやげには、宮崎完熟キンカン『たまたま』『たまたまエクセレント』いいんじゃないでしょうか!
ちょっと高くて手が出ないな~って方は、ここだけの話、美味しさはそのままの規格外商品が町内のおみやげ屋さんなどにも置いてあることがありますよ。
嘘のような本当の話ですが、別のキンカン農家が、商品にならないキンカンを牛に与えていたら、牛が風邪をひかなくなったそうです。牛が風邪をひくのも驚きですが、あの大きな体の牛が風邪をひかなくなるとは、小さくても恐るべしです。キンカン♪
(レポート 藤木哲朗)
今回は、高千穂町の農家、佐藤孝子さん(54歳)と、由紀さん(31歳)親子に、『キンカン』について学びました。
調べてみて初めて知りましたが、宮崎県はキンカンの生産量が日本一で、全体の約六割を占めています。なかでも、生食用の完熟きんかん、糖度16度以上、直径2.8cm以上の大きさのものをを「たまたま」と称し、宮崎ブランドとして、全国に販売しています。
高千穂町でも、一月下旬ごろから出回ります。他県の方は驚かれますが、こちらでは、生のままガブリと食べます。甘みがあって大変美味しいです。風邪予防、美容効果もあります。
佐藤家では、五年前から、キンカンの栽培に取り組み、孝子さんと、由紀さんがその全てを担います。一月下旬から、四月上旬までが収穫期となり、最盛期には、地元の農家のおばちゃんを一人雇い、三人体制で行なっています。
三棟のビニールハウスで、70本のキンカンの木を育てています。
温度管理が大切です。25℃が適温です。ビニールハウスの屋根は三重構造で、足元には、5℃以下になったら、自動的に温風が吹き込まれて膨らむ、ハウスの端から端まであるビニール袋のトンネルがあります。
ビニールハウスの中に入ると、まるでおとぎ話のような光景が広がっています。濃いオレンジ色に完熟したキンカンが、鮮やかに目に飛び込んできます。
キンカンは、ミカン科キンカン類。常緑低木。原産地は中国です。
収穫には、とても神経を使います。傷が一つ入るだけで、商品価値が下がってしまいます。ガサツだとできません。実の上部が青いと、まだ酸味が強く収穫には適しません。下部中心部にある点が黒くなると、「完熟」した合図となります。
花柄の部分(なり口)が、他の実を傷つけないように、しっかりとカットします。
収穫した実をいれる腰カゴには、毛布がひかれています。実を幾重にも重ねると、その重みで表面に凹みができてしまうので、注意しながら収穫します。
選別作業は、別の小部屋でします。サイズ別に、機械で選別した後、手作業で更に細かく分けます。このときに、傷や凹みも確認し、等級別に分けていきます。
選別表。サイズの他に、傷、凹み、色合い、糖度で等級が決められます。『たまたま』よりさらに高級なのが、『たまたまエクセレント』。糖度18以上、直径3.2センチ以上の最高級品です。1月18日に、宮崎市の宮崎中央卸売市場で行われた初せりでは、最高で1ケース(3キロA品3L)1万5000円(昨年比5000円安)の値が付きました。
佐藤家のキンカンの糖度は、20度以上あるそうです。甘くて、美味しくで、食感がよいので、すぐに次を口に入れてしまいます。
由紀さんが大好きな、『キンカンの甘露煮』。生食も美味しいけれど、一手間加えると、また違う美味しさと出会えます。
佐藤家から見える絶景と、佐藤家のそばにかかる『上岩戸大橋』。この景色を求めて訪れる観光客もいらっしゃいます。おみやげには、宮崎完熟キンカン『たまたま』『たまたまエクセレント』いいんじゃないでしょうか!
ちょっと高くて手が出ないな~って方は、ここだけの話、美味しさはそのままの規格外商品が町内のおみやげ屋さんなどにも置いてあることがありますよ。
嘘のような本当の話ですが、別のキンカン農家が、商品にならないキンカンを牛に与えていたら、牛が風邪をひかなくなったそうです。牛が風邪をひくのも驚きですが、あの大きな体の牛が風邪をひかなくなるとは、小さくても恐るべしです。キンカン♪
(レポート 藤木哲朗)
- TrackBack (Close): -